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主に理容師美容師国家試験の学科対策を中心に… 断言はできないがw
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皮膚対策

皮膚の構造
皮膚は上から表皮、真皮、皮下組織の三つの層からできている。

表皮
角化細胞、色素細胞、ランゲルハンス細胞、メルケル細胞からなる。

角化細胞(ケラチノサイト)―表面より角質層、透明層(淡明層)、顆粒層、有棘層、基底層からなる。
角化―基底細胞から角質細胞に変化していく現象。
          ケラチンというタンパク質をつくる

色素細胞(メラノサイト)―メラニン色素を作る。
基底細胞の間に点々と存在する。
     皮膚の色の白い黒いはメラニンの量の違いによるもの、色素細胞の数ではない。

ランゲルハンス細胞―免疫に関与する

メルケル細胞―触覚器官

真皮    表皮の下にある層
膠原繊維(コラーゲン)が大部分を占める、その間を
弾性繊維(エラスチン)が交じって走っている。

肥満細胞(マスト細胞)―アレルギーに関与する、 脂肪などはつくらない。

皮下組織    多量の脂肪を含んでいる
脂肪細胞―脂肪をつくり、蓄える。



皮膚付属器官の構造
皮膚付属器官―脂腺、汗腺、毛、爪がある
毛    頭毛は約10万本。頭毛の太さはおよそ0.1mm    

毛の構造    皮膚表面に出ている部分を毛幹、皮膚の内部にある部分を毛根という。

毛球    毛根の下端

毛乳頭    毛球中心部のくぼみ、血管や神経が来ている。

毛母    毛球の毛乳頭に接するところ
    メラニンをつくる色素細胞が多数存在する。

毛包(毛嚢)  毛根の外側をさやのように包んでいる組織。

中心から毛髄質、毛皮質、毛小皮(キューティクル)

毛皮質    毛の主な部分
    褐色のメラニンが含まれている、日本人は
    メラニン量が多いため黒毛。

生長周期    成長期、退行期、休止期と、
    成長、停止、脱毛を繰り返す。


毛の成長    1日男性0.44mm、女性0.45mm
    頭毛は成長期が長く、休止期が短い
    健康な頭毛では、全体の85~90%が成長期


毛の性状    ケラチンという硫黄を含むタンパク質からなる

立毛筋    毛包に付いている
    立毛筋が収縮すると鳥肌反応が起きる

脂腺    毛包に付いていて皮脂を分泌する
    手掌、足底には脂腺がない
頭毛のはえている部位、額、眉間、鼻翼(こばな)の周辺、
下あご等に多い
顔や体の中央部に多く、体の末端にいくに
つれて少なくなる。

汗腺
エクリン線(小汗腺)―手掌と足底が最も多い
アポクリン腺(大汗腺)―外耳道、腋窩、乳輪、臍、会陰部に限られる。


―表皮の角質層の変化したもの、ケラチンでできている。

爪は毛と違って生長周期がなく、絶えず成長を続けている
爪にできる縦溝は、高齢になるにつれて増える。

爪母―最も大切な部分、ここで爪が作られている。
      爪母が保存されていれば、引きはがされても再生する

皮膚と付属器官の生理機能
光線に対する保護作用
紫外線照射を受けるとメラニンが増加して色素沈着を起こす。    
紫外線カット剤―日焼け止めクリームなどにより紫外線の 影響を少なくすることができる。
        日焼けを防ぐことができる

化学的刺激に対する保護作用
脂肪膜(皮脂膜)―弱酸性  外部から加えられたアルカリを中和したり、毒性を弱める。
皮膚は強いアルカリに対してだけは比較的侵されやすい

細菌など、微生物に対する保護作用
自己浄化作用―皮膚表面の脂肪膜は弱酸性で細菌などは死滅する。

体温調整作用を積極的に行っているのは、
毛細血管と汗腺である。

分泌排泄機能―脂腺から皮脂が、汗腺から汗が分泌される
皮脂の分泌―全体で1日1~2g分泌される。
    頭部、特に額が最も多く、上肢及び下肢では、
    末梢部よりも中枢部が多い。
    脂腺の発育は男性ホルモンの刺激によっている
    20~25歳で最高になり、高齢になると減少する。

吸収作用
経皮吸収―水溶性物質は通さず、脂溶性物質が吸収されやすい。
経皮吸収には表皮経路と皮膚付属器官経路の二つがある。


ビタミンD形成作用
日光中の紫外線の照射によってビタミンDがつくられる


皮膚と付属器官の保健
皮膚と全身状態
貧血    皮膚が青白くなる

チアノーゼ    心臓が悪くて血液の循環が悪いと皮膚は紫色を帯びる。

黄疸    肝臓に障害があって黄疸になると、皮膚は黄色になる。

糖尿病    化膿しやすく、細菌や真菌による皮膚疾患にかかりやすい。

皮膚と精神
精神状態が皮膚疾患の経過に影響を及ぼすことも少なくない
蕁麻疹、円形脱毛症、などストレスで発症することもある。
多汗症は緊張によって汗の分泌が多くなる。

皮膚の水分と脂の状態―加齢に伴って水分量は減少していく
シワ    老化に伴って皮膚の張りと弾力が失われると、たるみが生じ、シワとなる。
原因    表皮の乾燥、真皮の細胞間基質、膠原繊維、
      弾性繊維の減少、組成変化、変性による。

乾皮    保水機能のバランスが崩れ、異常になった状態
老人性乾皮症―加齢により、皮膚の分泌作用も新陳代謝も低下し水分不足をおこし、乾燥する。

肌荒れ―角質層の水分が不足した状態

手荒れ対処法―手袋をつける、保湿する、炎症を防ぐ、二次感染を防ぐ。

あぶら性の皮膚―皮脂の分泌が過剰な肌を脂性肌、あぶら性と呼ぶ。
            入浴回数を増やし、しばしばシャンプーする。

皮膚の保護と手入れ
フケ症の手入れ
油性のフケ症―よくシャンプーをして 汚れやフケを落とすことが大切。
乾性のフケ症―シャンプーをしすぎない。


紫外線の対する皮膚の手入れ
紫外線―皮膚が日光に当たって赤くなったり、メラニンが増えて黒くなったりする。
          シワ、老人性色素斑、肝斑、脂漏性角化症、光線過敏症などの原因になる。

UVA(長波長紫外線)―皮膚の色が黒くなる(サンタン)
UVB(中波長紫外線)―急激な作用で紅斑(日焼け)を起こす(サンバーン)


サンスクリーン剤―紫外線吸収剤を使用するタイプと紫外線散乱剤を使用するタイプがある。

染毛剤によるカブレ
黒褐色に染めるパラフェニレンジアミンが最もカブレをおこしやすい
いったんかぶれると、低濃度であっても同じ染毛剤には必ずかぶれる。
何回も使用した染毛剤に対し、今回の施術までに感作が成立して今回はかぶれることがある。
カブレの原因を見出すには、パッチテスト(皮膚貼付試験)が行われる。


皮膚疾患のまとめ
伝染性膿痂疹(トビヒ) 細菌、化膿菌、ブドウ球菌の感染による
尋常性毛瘡(カミソリカブレ) 細菌、化膿菌、ブドウ球菌の感染による
癤・癰(面疔) 細菌、化膿菌、ブドウ球菌の感染による
毛包炎(オデキ) 細菌、化膿菌、ブドウ球菌の感染による
丹毒 細菌、化膿菌、溶血性レンサ球菌の感染による
伝染性軟属腫(ミズイボ) ウイルス感染
疣贅(イボ) ウイルス感染
水痘(ミズボウソウ) ウイルス感染
帯状疱疹(帯状ヘルペス) ウイルス感染
単純性疱疹(単純性ヘルペス) ウイルス感染
頭部白癬(シラクモ) 真菌、白癬菌(カビ)によって起こる
股部白癬(インキンタムシ) 真菌、白癬菌(カビ)によって起こる
足白癬・手白癬 真菌、白癬菌(カビ)によって起こる
爪白癬 真菌、白癬菌(カビ)によって起こる
カンジダ性指間糜爛症 真菌(カビ)・カンジダによって起こる
疥癬 ヒゼンダニの寄生によっておこる
 
接触皮膚炎 アレルギー性のカブレ
腋臭症 アポクリン腺から分泌される汗
尋常性白斑(シロナマズ) 色素異常、メラニンが作られなくなる
アトピー性皮膚炎 アレルギー
鶏眼(ウオノメ) 機械的刺激
熱傷 ヤケド
尋常性痤瘡(ニキビ) 皮脂の分泌異常
肝斑(シミ) 色素沈着、日光に当たらないようにする
蕁麻疹 食物アレルギー
脂漏性皮膚炎 フケ症、あぶら性の人に多い
円形脱毛症 ストレス、免疫異常
女子顔面黒皮症(リール黒皮症) 化粧品によるアレルギー、色素沈着
男性型脱毛症 男性ホルモンの影響
ベルロック皮膚炎 香料(ベルガモット油)に紫外線が当たりできる
太田母斑 色素異常

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量も多く範囲も広い科目です、ただ問題的には単語を選ぶものが多いので、何度か目を通せばいけるかも…

保健人体対策

組織 同じ種類の細胞同士が集合し、特有の形とはたらきを持つ細胞集団。

上皮組織 体表面(皮膚や粘膜)やそれに続く内臓の内壁を覆う組織

結合組織 体内に広く分布し、組織や器官を互いにつなぎ合わせている。
他の組織と違って細胞が少なく、細胞の間をうずめる基質が多い。

支持組織 硬くて一定の形を保ち、体を支える組織で、軟骨組織と骨組織がある。

筋組織 骨格筋、平滑筋、心筋の3種がある。

神経組織 脳、脊髄、末梢神経などをつくっている組織。

血球
赤血球
円盤状で、中央はくぼんで表面積が広く、変形しやすい。
内部にはヘモグロビン(血色素)が含まれる。
血液中のヘモグロビン量、男性14~18g/dl、女性12~15g/dl。
減少した状態を貧血と呼ぶ
赤血球の役割は酸素の運搬

白血球
白血球はいずれも体の防衛に貢献している
貪食作用(食作用) 好中球やマクロファージが、細菌や異物を無差別に摂食し消化して処理する

血小板
血液凝固に深く関与している

フィブリンは血餅をつくり血液を凝固させる

血漿
淡黄色で粘りのある透明な液体
91%が水分、7%のアルブミンやグロブリン、フィブリノゲンなどのタンパク質を含む

骨格器系
骨の種類と構造 骨は、体重の20%の重さをしめる

骨と軟骨
軟骨 骨の関節面、結合部、耳介にある
骨の成長、ことに骨の長さを増す
骨の関節運動を円滑にする
外力の衝撃をやわらげる


緻密質、海綿質、髄腔、骨膜の4部に分かれた構造
血管や神経の通路であるハヴァース管がある

骨髄 血球成分である赤血球、白血球、血小板を作る重要な働きをもっている
赤色骨髄 造血作用を持つ骨髄、赤い色をしている
黄色骨髄 造血作用を失った骨髄、脂肪組織で埋まって黄色く見える

骨膜 骨の外表面を包む薄くて丈夫な膜

新生児の頭蓋泉門
泉門 新生児の頭頂部にある縫合が未完成で骨を欠いている部分
大泉門 前頭骨と頭頂骨のはさまれた泉門
生後1年半から2年までに閉鎖する
小泉門 後頭骨と頭頂骨とに挟まれた泉門
3ヶ月から半年までに閉鎖される

筋系 筋
横紋筋 骨格筋 所在   随意筋 支配 運動神経
手足、体幹、舌、咽頭、声帯、眼、肛門など
 
心筋 所在 心臓 不随意筋 支配 自律神経
心臓のみにみられる筋組織
骨格筋と構造がよく似ており、横紋筋に分類される
平滑筋   所在  
心臓以外の内臓器官、血管


主な骨格筋とそのはたらき
頭部の筋
顔面筋 頭蓋と顔面の表層にある、薄い板状の小さな筋
皮筋、表情筋とも呼ばれている
咀嚼筋 顔面筋よりも深部にある4つの筋
咬筋と側頭筋が主となる

頸部の筋
胸鎖乳突筋 胸骨上端と鎖骨前端から始まり、側頭骨の乳様突起に終わっている
頭を左右に回したり、曲げたり、顔を上下に向けるはたらきをする

上肢と下肢の筋
三角筋 肩甲骨から上腕骨につながっており、上肢全体を側方へあげる外転筋
上腕二頭筋 上腕の屈側にある
下端は膝蓋腱となって膝蓋骨に達する
下腿三頭筋 下腿後部でふくらはぎをつくる強力な屈筋
下端は強い踵骨権(アキレス腱)となる

体幹の筋 呼吸運動にたずさわる、外肋間筋、内肋間筋、横隔膜
腹壁をつくって内臓を保護し呼吸運動と関連する外腹斜筋、内腹斜筋、腹直筋などがある

顔面筋と表情運動
目を中心とした筋
眼輪筋 眼を閉じるときにはたらく
皺眉筋 眉の間に縦のしわをつくる筋

口を中心とした筋
口輪筋 口を閉じる筋、収縮させると口先が前に突き出す
頬筋 笑う時に一番はたらく筋、咀嚼運動とも大いに関係がある

中枢神経とそのはたらき
脳 大脳、小脳、脳幹に分けられる。
呼吸や循環機能の中枢がある。

大脳
前頭葉―感情、思考、意志などの人間らしさの中枢がある、中心溝のすぐ前に運動中枢がある。
頭頂葉―知覚中枢がある
側頭葉―聴覚や言語の中枢
後頭葉―視覚の中枢

中脳・間脳 自律神経機能を統率しており、下垂体を介して内分泌系の調節も行っている

延髄 呼吸や循環のような生命維持に直接関連する重要な機能だけでなくさまざまな中枢が存在する

脊髄 自律神経の一部や反射中枢が存在する

脳神経
名称 分布 作用
三叉
神経
頭部・顔部の皮膚、鼻腔・口腔の粘膜、 知覚性:頭部・顔部の皮膚、鼻腔・口腔粘膜の知覚および味覚
下顎の筋 運動性:下顎の運動
顔面
神経
顔面筋、舌、涙腺、唾液腺 運動性:顔面運動
知覚性:味覚
副交感性:涙・唾液分泌
舌咽
神経
口腔、咽頭、耳下腺 運動性:嚥下
知覚性:舌・咽頭の知覚
副交感性:唾液分泌
迷走神経 頸部・胸郭・腹腔の内臓 副交感性:気管・心臓・消化管の運動・分泌

自律神経
部位 交感神経 副交感神経
心臓(心筋) 収縮力増加 抑制
心臓 (ペースメーカー) 心拍数増加 減少
血管 (消化器・皮膚) 収縮 拡張
血管 (心臓・骨格筋)  拡張 収縮
唾液 濃厚・少量 希薄・多量
消化管 機能抑制 機能亢進
子宮 収縮 弛緩
瞳孔 散大 縮少
気管支 拡張 収縮
立毛筋 収縮  

神経系の保健
神経痛と神経麻痺 顔の知覚は三叉神経が行っている、三叉神経痛になると顔面の半分が痛む。
顔面神経は運動神経なので、障害されると表情を失う、顔面神経麻痺。

感覚器系
視覚
網膜 感覚細胞である杆状体と錐状体がある
杆状体は明暗を、錐状体は色を感じる。

聴覚
外耳 耳介と外耳道からなる
音は外耳道を通って鼓膜に達する
中耳 鼓膜の内側には鼓室がある
内耳 聴覚を受け持つ蝸牛、平衡感覚を受け持つ半規管(三半規管)や前庭がある。

平衡感覚
半規管(三半規管) 体の回転を知る器官

(三つの半規管が立体構造をとってたがいに直角にまじわっており、管の内部にリンパが
入っている)

味覚
感覚細胞 舌の表面にある乳頭の中の味蕾にある味細胞

嗅覚
感覚器 鼻腔粘膜の上部の嗅部、あるいは嗅上皮にある、嗅細胞である
注意点 順応しやすいこと、不愉快なにおいにも慣れて、すぐに不快感を感じなくなる。

皮膚感覚 皮膚やこれに続く粘膜に分布する知覚神経の終末には、冷覚、温覚、触覚、痛覚などの
皮膚感覚を感知する感覚受容器がある。

深部感覚と内臓感覚
深部感覚 手足の位置や運動、筋の緊張状態を感じ取る
内臓感覚 内臓の痛み、頭痛、満腹感、のどの渇き、尿、便意などの感覚

血液循環の仕組み
心臓 血液を送り出すためのポンプの役目を果たす
胸腔の中央やや左寄りで、横隔膜の直上に位置する
内部は縦の中隔によって左右に仕切られ、さらに上下の二つの部屋に分かれ
上を心房、下を心室と呼ぶ
右心房 大静脈から心臓に戻ってくる血液を受け入れる
左心房 肺静脈から戻ってくる血液を受け入れる
右心室 肺動脈につながる
左心室 大動脈につながる
拍動 自律神経によって調節されている
冠状動脈 心臓に栄養を供給する。大動脈に起始部から左右に2本出ている

血管
動脈 心臓から起こり細動脈に至るまでの血管
静脈 細静脈から心臓に戻るまでの血管
静脈にはところどころに静脈弁がある
毛細血管 細動脈と細静脈の間をつなぐ細い血管

血液の循環経路
大循環(体循環) 左心室→大動脈→動脈→全身の毛細血管→静脈→大静脈→右心房
小循環(肺循環) 右心室→肺動脈→肺の毛細血管→肺静脈→左心房

心臓から出る肺動脈に静脈血が流れ、ガス交換を行って心臓へ帰っていく
肺静脈中に動脈血が流れている

門脈循環 腸間膜動脈→腸の毛細血管→門脈→肝臓の毛細血管→肝静脈
胃や絨毛で吸収された栄養物質は門脈を介して肝臓へ入り、整理、改造、
解毒を受け、人体に最も適した形に再編成されてから肝静脈を介して
心臓に戻り全身へ送り出される。

心臓と血管のはたらき
血圧
血管部位によって違ってくる、動脈は静脈に比べて高いが、心臓に近い大動脈が一番高く
動脈でも末端に行くほど低くなる。 大静脈が一番低い。


収縮期血圧 最高血圧(最大血圧)
 心筋(左心室)が収縮して血液を大動脈へ押し出した時の血圧が高い
  平均110~130mmHg
拡張期血圧 最低血圧(最小血圧)
 心筋が緩んだ時の血圧
  平均65~50mmHg
脈拍 健康な成人の安静時の脈拍は1分間に60~80
心音 心臓が収縮のたびにたてる音、主に心臓内にある弁の振動による
心電図 心臓のわずかな異常をも検出することができる
高血圧 腎臓や内分泌系の病気、動脈硬化症などで起こる
収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上

呼吸器系
鼻孔→鼻腔→咽頭→喉頭→気管→気管支→肺

気道 気道を進むにつれて湿り気を受けると同時に、体温近くまで温められる。
上気道 鼻腔、咽頭、喉頭
下気道 気管、気管支、肺
鼻腔 鼻毛は、吸気中のほこりなどの侵入を防ぐのに役立っている。
喉頭 喉頭はその中に声帯がある
喉頭蓋が反射的に周囲の筋のはたらきを受け、自然に喉頭の入り口をふさぎ誤飲を防いでいる。

気管と気管支
肺門 気管支が肺に入る部分

肺の仕組みとガス交換
右肺 上葉、中葉、下葉の3葉に分かれている
左肺 上葉、下葉の2葉に分かれている

呼吸運動
肋間筋 外肋間筋が収縮すると、肋骨が持ち上がって提灯が開くように胸郭が前後左右に広がり空気が吸い込まれる。
内肋間筋が収縮すると、肋骨が下がって胸郭が狭くなり、空気が押し出される。

脊髄神経の刺激で無意識下でも周期的に呼吸運動を行っている。
横隔膜 収縮するとその位置が下方に移動するため、内臓が押し下げられると同時に、胸郭の容積が
大きくなり空気が入ってくる。
弛緩すれば内臓の位置が上がって胸郭の容積が大きくなり、空気が入ってくる。

呼吸運動には、肋間筋のほか、横隔膜も重要な役割を担っている。
胸式呼吸 肋間筋の収縮と弛緩による呼吸
腹式呼吸 横隔膜と腹筋の共同して行う呼吸

呼吸気量 安静時、一回の呼吸で肺に出入りする空気量。
約500ml
肺活量 できるだけ深く空気を吸い込んだ後、十分に吐き出した量。
成人男性 3000~4000ml
成人女性 2000~3000ml

消化器系
消化器系のあらまし
消化管 口腔→咽頭→食道→胃→小腸→大腸→肛門
消化腺 膵臓、肝臓をはじめ、唾液腺などの消化に関係を持つ腺とそれを含んだ器官


口腔
歯 歯冠の表面は骨よりかたくて石英ほどの硬度があるエナメル質で覆われている
歯根はもっと柔らかいセメント質で覆われている
エナメル質とセメント質の内部はゾウゲ質
歯髄は歯根の内腔、神経と血管が入り込んでいる

食道 食塊が入ると蠕動運動を起こし食塊を胃まで運ぶ


噴門 食道に続く胃の入り口
幽門 十二指腸へ続く部分


小腸 胃に続く細くて長い管、全長6.5~7.5m
十二指腸、空腸、回腸、の三部に分けられる

大腸 消化管の最後にある、約1.6m
盲腸、結腸、直腸に分けられる。
盲腸に虫垂が付いている。


消化管のはたらき
機械的消化 食物を歯でかみ砕く咀嚼、口から食物を胃まで送る嚥下、胃や腸で起こる蠕動がある

咀嚼 歯を中心に顎の上下運動を行う咀嚼筋・舌・口腔壁などが協力して行っている。
嚥下 食物が舌の奥へ送られると粘膜がそれを感じて半ば反射的に飲み込みの運動を起こす。

胃腸の運動
蠕動運動 上方にできたくびれが波のように下へ伝わっていく運動
分節運動 ある長さにわたって一定の間隔をおいてくびれができ、すぐにくびれが元に戻るとともに、
それまで弛緩していた部分が収縮してくびれるということを、交互に繰り返して行われる運動。
振子運動 柱時計の振り子のように揺さぶらるはたらきで、腸管が長軸方向に伸縮する。

消化腺とそのはたらき
唾液腺
プチアリンという酵素によってデンプンを消化する。
デンプンを分解する酵素をアミラーゼといい、唾液のアミラーゼをプチアリンという
プチアリンはデンプンを麦芽糖に分解する
胃腺
主細胞がペプシンを、副細胞が粘液を、壁細胞が塩酸をつくって分泌している。
胃液
胃液にはペプシンという酵素と塩酸が含まれている。
ペプシンは強い酸性(pH1~2)のときに作用を発揮する。
タンパク質をペプトンという複数のアミノ酸の結合物であるポリペプチドにまで分解し、
腸でアミノ酸にまで分解する準備を整える酵素。


膵臓
糖質、タンパク質、脂肪の三大栄養素を分解する膵液とよぶ強力な消化液を分泌している。
内分泌腺としてインスリンをつくるはたらきもある。
膵液 アルカリ性で1日0.5~1.5Lつくられ、膵管を通って十二指腸に送られて腸内ではたらく。
アミロプシン
デンプンを分解する

マルターゼ
麦芽糖をブドウ糖に分解
する
トリプシン・キモトリプシン
ペプトンをペプチドにまで分解
する
リパーゼ・ステアプシン
脂肪を分解して、脂肪酸とグリセリンにする。


肝臓と胆汁
肝臓の機能 胆汁の生産と分泌。
血球の生産(胎児時代)と処理(生後)。
血液の貯蔵 血液流量を調節。
解毒作用  血液中の有害物質を分解。 解毒する対象にはアルコールも含まれる。
殺菌作用  血液中の細菌を処理。
栄養物の合成・貯蔵・分解 ブドウ糖をグリコーゲンに変え蓄える。
             アミノ酸をタンパク質に再び作り変える。
体温の生
ブドウ糖はグリコーゲンに変えられ、血液によって他の器官に運ばれ、大部分は肝臓に蓄えられる。

胆嚢 肝臓で作られた胆汁を濃縮してためておく袋。
膵管と合流して十二指腸に開口している。

腸線
エレプシン  ペプチドをアミノ酸にまで分解する。
マルターゼ  麦芽糖をブドウ糖に分解する。
サッカラーゼ  ショ糖をブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)に分解する。
ラクターゼ  乳糖をガラクトースとブドウ糖に分解する。
リパーゼ  脂肪を分解する。

胃の病気
胃潰瘍・十二指腸潰瘍 ストレスによる自律神経の失調が主な原因になっている。
ピロリ菌の感染が潰瘍の原因となる。

泌尿器系
腎臓、尿管、膀胱、尿道

腎臓
腹腔の後面、腰の上部に位置している。
脊柱の両側に左右一対ある暗赤色の器官。
形はそら豆形をしている。

膀胱と尿道
膀胱 骨盤内の前後にある袋状の器官、容積は500ml位
尿道 男女で長さが非常に異なり、男性は16~18cm、女性は3~4cmしかない。
男女ともに外部生殖器に開口している。

泌尿器系のはたらき
ブドウ糖やアミノ酸やビタミンといった血漿中の大切な成分は、尿細管中で再吸収されるため尿の中には存在しない。
水分を除く固形成分のうち尿素が圧倒的に多い。
再吸収される尿量は1日150L、99%再吸収されるので1日約1.5L排尿する。
尿のpHは弱酸性(pH5~7)であるが、肉食で酸性、野菜食でアルカリ性にかたむく。


人体とホルモン
消化腺や汗腺が生産する化学物質を導管で直接腺外(消化腺の内腔や皮膚などの体外)に
出す仕組みを外分泌と呼ぶ。
ホルモンを血管内へ放出する仕組みを内分泌と呼ぶ

下垂体(脳下垂体) 脳の中央部から垂れ下がったえんどう豆状の器官。
非常に重要な内分泌腺の一つ。
甲状腺刺激ホルモン 甲状腺にはたらきかけサイロキシンの分泌を促す。
性腺刺激ホルモン 卵胞刺激ホルモンは卵巣を刺激して卵胞の成熟を促進。精巣を刺激して精子の
発育を促す。
黄体形成ホルモン(間質細胞刺激ホルモン)精巣の間質細胞を刺激して男性ホルモンの
分泌を促進する。排卵とその後の黄体形成を促進する。
プロラクチン 乳腺刺激ホルモンとも呼ばれる、乳房の乳汁生産と分泌を促す。
副腎皮質刺激ホルモン 副腎皮質にはたらきかけてコルチコイドを生産させる。
成長ホルモン 骨の成長や体内のタンパク質の貯蔵を促進する。
メラニン細胞刺激ホルモン メラニン細胞にはたらいて、色素の沈着を高める。
バゾプレシン 血圧を上げる。
腎臓の尿細管にはたらいて水分の吸収を促進させる。
抗利尿ホルモンとも呼ばれる。
オキシトシン 子宮筋を収縮させる。
分娩に対して重大な意義を持っている。

甲状腺
サイロキシン 物質代謝を促進させ、エネルギーや酸素消費を増大させ、糖質、タンパク質、脂肪の
三大栄養素を体内代謝に深く影響する。

上皮小体(副甲状腺) 甲状腺の裏側に、小豆の形をして上下に左右一対ずつ4個ある。

パラトルモン 血液中のカルシウム濃度を上昇させ、リンの濃度を減少させる。
(副甲状腺ホルモン) 骨の代謝を調節する。

膵臓 重要な消化酵素を分泌する消化線であるとともに、インスリンを分泌する内分泌腺でもある。

インスリン 体細胞によるブドウ糖の利用を促進し、血液中のブドウ糖(血糖)の量を減少させる
唯一のホルモン。

グルカゴン 血糖値を上昇させる働きをしている。インスリンと拮抗している。

副腎 皮質と髄質に分けられる。

副腎皮質 (糖質コルチコイド)糖分の代謝に深く関係する
グルココルチコイド 炭水化物、脂肪、タンパク質を分解して肝臓中にグリコーゲンを蓄える
ミネラルコルチコイド (鉱質コルチコイド)塩分の代謝に深く関係する。
腎臓の尿細管に作用して、ナトリウムの再吸収を促す。

副腎髄質 交感神経を刺激した際に全身に現れる反応とほとんど同様。
アドレナリン 痛み、恐怖や怒りなどの精神的動揺や緊張により、
交感神経を仲介して分泌される。

精巣と卵巣
精巣 精子をつくると同時に男性ホルモン(アンドロゲン)を生産する。
アンドロゲンの構成物質はテストステロン。
男性の第二次性徴はテストステロンを中心とする男性ホルモンの作用によって発現する。

卵巣 卵子と女性ホルモンをつくる。
卵胞ホルモン(エストロゲン)排卵前の成熟しつつある卵胞から分泌される。
黄体ホルモン(プロゲステロン)排卵後の卵胞(黄体)から分泌される。


ホルモンとそのはたらきの大要
ホルモン 構成物質 作用部位 主要作用
下垂体(脳下垂体) 甲状腺刺激 ホルモン タンパク質 甲状腺 甲状腺ホルモンの 生産
性腺刺激ホルモン タンパク質 性腺 性ホルモンの生産
プロラクチン タンパク質 乳腺 乳汁生産・分泌
副腎皮質刺 ホルモン タンパク質 副腎皮質 コルチコイドの 生産
成長ホルモン タンパク質 体組織 生長
メラニン細胞刺激 ホルモン タンパク質 皮膚 メラニン色素の 増大
バゾプレシン タンパク質 腎臓 水分の再吸収
オキシトシン タンパク質 子宮 子宮筋の収縮
甲状腺 サイロキシン アミノ酸 体組織 一般代謝の増大
上皮小体 パラトルモン タンパク質 カルシウム代謝
副腎皮質 コルチコイド ステロイド 体組織 糖分・塩分代謝
副腎髄質 アドレナリン アミノ酸 交感神経 交感神経類似 作用
膵臓 インスリン タンパク質 体組織 糖分の代謝
卵巣 エストロゲン ステロイド 女性生殖器 月経
プロゲステロン ステロイド 女性生殖器 月経
精巣 アンドロゲン ステロイド 男性生殖器 第二次性徴
松果体 メラトニン アミノ酸 性腺 性ホルモン分泌 抑制


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規定されている消毒法 濃度・作用時間 血液 特徴 備考
紫外線消毒 85μW/㎠以上
20分間以上照射
ほとんどの材質を損なわない
ものがぬれない
汚れは取り除いてから消毒する
陰のできる器具には不向き
芽胞○
結核菌○
ウイルス○
栄養型菌○
煮沸消毒 100℃
沸騰後2分間以上煮沸

簡単・効果確実 被消毒物を水面より下に置く
芽胞×
結核菌○
ウイルス○
栄養型菌○
蒸気消毒 80℃を超える
10分間以上蒸気に当てる
(一般にタオル蒸し器)
簡単 内部の温度に注意
芽胞×
結核菌○
ウイルス○
栄養型菌○
エタノール消毒 76.9~81.4%
10分間以上浸ける
布にしみこませて拭く

使用が簡単
すぐ乾く
刃物類の消毒に最適
芽胞×
結核菌○
ウイルス○
栄養型菌○
次亜塩素酸ナトリウム水溶液 0.1%以上
0.01%以上
10分間以上浸けた後水洗いし、乾燥

漂白作用もある
洗剤と併用できる
金属類に不適
動物繊維に不適
色ものには不適
芽胞×
結核菌×
ウイルス○
栄養型菌○
逆性石けん水溶液 0.1%以上
10分間以上浸けた後水洗いし、乾燥
ほとんどの材質を損なわない
無色・無臭
石けん、洗剤などの成分は完全に除いてから消毒する
芽胞×
結核菌×
ウイルス×
栄養型菌○
両性界面活性剤消毒 0.1%以上
10分間以上浸けた後水洗いし、乾燥
ほとんどの材質を損なわない
無色・無臭
石けん、洗剤などの成分は完全に除いてから消毒する
芽胞×
結核菌○
ウイルス×
栄養型菌○
グルコン酸クロルヘキシジン  0.05%以上
10分間以上浸けた後水洗いし、乾燥
材質を損なわない
応用範囲が広い
石けん、洗剤などの成分は完全に除いてから消毒する
芽胞×
結核菌×
ウイルス×
栄養型菌○

対象物の消毒法のまとめ
ガラス器、陶磁器(シェービングカップ等)
紫外線消毒、煮沸消毒・蒸気消毒、エタノール、次亜塩素酸ナトリウム、逆性石けん、
両性界面活性剤、グルコン酸クロルヘキシジン

金属製品(シザーズ、レザー等)
エタノール、逆性石けん、両性界面活性剤、グルコン酸クロルヘキシジン、紫外線消毒
煮沸消毒・蒸気消毒(刃物類は切れ味に注意)

セルロイド、プラスチック、ゴム、竹、木など(コーム、ロッド等)
紫外線消毒、逆性石けん、両性界面活性剤、グルコン酸クロルヘキシジン

タオル、布片類(カッティングクロス、シャンプークロス等)
蒸気消毒・煮沸消毒(小さいもの)
エタノール、次亜塩素酸ナトリウム、両性界面活性剤、グルコン酸クロルヘキシジン
(塩素系薬剤は材質による)

ブラシ類(シェービングブラシ、カッティングブラシ等)
逆性石けん、両性界面活性剤、グルコン酸クロルヘキシジン

手指
逆性石けん、両性界面活性剤、グルコン酸クロルヘキシジン、エタノール水溶液を含ませた
脱脂綿でふく

理学的消毒法
水    タンパク質の熱変性には含有する水分が関係し、水分の多い方が低温で
    熱変性(凝固)を起こしやすい。

消毒薬・消毒薬使用液の使用、保存上の注意
日光が直接当たらないところに栓をかたくしめて保存する。
特に塩素剤は、日光と熱によって分解されると効力が弱くなるので、原則として冷暗所
(15℃以下)に置かなければならない。
薄めた液は長い間保存したのちに使うことは適当でない。
直射日光にもさらさないようにしなければならない。

食品などと間違えやすい容器や場所に入れておいたり、
子供の手の届くところに置いたりしてはいけない。

取り替えについて
消毒用エタノールは、蒸発や汚れの程度にもよるが、7日以内に取り替えるようにする。
そのほかの希釈した消毒液使用液は毎日取り換えなければならない。
使用頻度が激しく、汚れが目立つようであれば、すぐに取り替えるようにする。

すぐれた消毒法の条件
消毒法を選定する目安
    消毒の効果が確実であること。
    短時間に消毒できること。
    方法が簡単であり、費用も多くかからないこと。
    消毒するもの(被消毒物件)を損なわない方法であること。
    いつでも、どこでも実行できる方法であること。
    消毒を行う際に、人畜に対して毒性が低いこと。
    消毒したもの(被消毒物)に悪臭を残さないこと。
    必要であれば表面だけでなく、内部も消毒できること。

消毒を行う際の注意事項
消毒の一般的な注意事項
    消毒するものの性質に注意し、適当な消毒薬や消毒方法を選ぶこと。
    病原微生物の種類、抵抗力に応じた方法、時間などを考えること。
    希釈した消毒薬使用液は、定期的に作り直すこと。
    薬品は密栓し、冷暗所に保存すること。ラベルを汚さないようにしてほかのものとよく
    区別しておくこと。
    消毒薬使用液の容器として食品に使うものを使用してはならない。
    ※消毒は理容師法・美容師法に規定された方法で行う。

計算問題
問題20 消毒薬使用液(希釈液)の調製に関する次の記述のうち、
誤っているものはどれか。
(1)0.1%逆性石けん水溶液は、10%逆性石けん製剤を100倍に希釈する。
(2)0.05%グルコン酸クロルヘキシジン水溶液は、20%グルコン酸クロルヘキシジン
    製剤を400倍に希釈する。
(3)0.1%両性界面活性剤水溶液は、15%両性界面活性剤製剤を100倍に希釈する。
(4)0.01%次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、5%次亜塩素酸ナトリウム
    製剤を500倍に希釈する。

倍が出れば、製剤(原液)の濃度を倍の数で割ればよい。
(1) の文では、10(%)÷100(倍)=0.1(%) 正解
(2)の文では、20(%)÷400(倍)=0.05(%) 正解
(3)の文では、15(%)÷100(倍)=0.15(%) 誤っている
(4)の文では、5(%)÷500(倍)=0.01(%) 正解
  (3)が解答となる。

問題20 理容師法施行規則で既定されている消毒薬水溶液(希釈液)の調整法に
関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)0.1%逆性石けん水溶液を1L調製するには、10%逆性石けん製剤1mlを
      水999mlで希釈する。
(2)0.1%次亜塩素酸ナトリウム水溶液を2L調製するには、5%次亜塩素酸ナトリウム液
      20mlを水1980mlで希釈する。
(3)0.05%グルコン酸クロルヘキシジン水溶液を500ml調製するには、
      5%グルコン酸クロルヘキシジン製剤1mlを水499mlで希釈する。
(4)0.1%両性界面活性剤水溶液を500ml調製するには、10%両性界面活性剤5mlを
      水495mlで希釈する。

調整前の製剤(原液)の濃度(%)×製剤(原液)の量(ml)=調整後の濃度(%)×調整後の量(ml)
であれば正しいことになる。

注意点
製剤(原液)の量と調整後の量の単位をそろえること。 1L(リットル)=1000ml
調整後の量が文に書かれていない場合があること。 
製剤(原液)の量と加える水の量を足さなければならない。

(1) 10(%)×1(ml)≠0.1(%)×1000(ml) 誤り
(2) 5(%)×20(ml)≠0.1(%)×2000(ml) 誤り
(3) 5(%)×1(ml)≠0.05(%)×500(ml) 誤り
(4) 10(%)×5(ml)=0.1(%)×500(ml) 正しい
  (4)が解答となる。


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エクセルの表をテキストに変換しているので読みづらくてすみません。
エクセルをHTMLに変換して貼り付けてみました。
少しは見やすいかな。

感染症対策

法律上の分類
一類感染症 二類感染症 三類感染症 四類感染症
エボラ出血熱 急性灰白髄炎(ポリオ) コレラ E型肝炎
クリミヤ・コンゴ出血熱 結核 細菌性赤痢 A型肝炎
痘そう ジフテリア 腸管出血性大腸菌感染症(O-157) 黄熱
南米出血熱 重症急性呼吸器症候群(SARS) Q熱
ペスト 腸チフス 狂犬病
マールブルグ病 鳥インフルエンザ(H5N1) パラチフス 炭疽
ラッサ熱   鳥インフルエンザ(H5N1以外)
 
ボツリヌス症
マラリア
野兎病

侵入門戸別の分類
呼吸器系感染症 消化器系感染症 動物媒介 直接接触や傷口
重症急性呼吸器症候群(SARS) 急性灰白髄炎(ポリオ) ペスト 後天性免疫不全症候群(エイズ)
ラッサ熱
痘そう コレラ 黄熱 性器クラミジア感染症
ジフテリア 細菌性赤痢 狂犬病 梅毒
インフルエンザ 腸チフス マラリア 破傷風
百日せき パラチフス 日本脳炎  
麻しん 腸管出血性大腸菌感染症(O157) デング熱         
結核    

病原体別の分類
細菌 ウイルス クラミジア リケッチア
ペスト 重症急性呼吸器感染症(SARS) オウム病 Q熱
コレラ 性器クラミジア感染症 つつが虫病
細菌性赤痢 痘そう トラコーム(トラホーム) 発疹チフス
ジフテリア ラッサ熱  
腸チフス 急性灰白髄炎(ポリオ)
パラチフス 狂犬病
腸管出血性大腸菌感染症(O-157) インフルエンザ
ウイルス性肝炎 スピロヘータ 原虫
感染症 後天性免疫不全症候群(エイズ) 梅毒 マラリア
破傷風 ワイル病 クリプトスポリジウム症
百日せき 麻しん  
結核 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
 
デング熱

微生物の大きさ
 スピロヘータ > 細菌  > リケッチア > クラミジア  > ウイルス

微生物の構造
芽胞
    炭疽菌、破傷風菌
    環境が生育に不適当な状態になると、細胞内に芽胞という耐久形をつくる
    熱や乾燥などに対して抵抗が強い。100℃の加熱にもかなりの時間耐えることができる

細菌の成分                                        
    細胞の成分の約80%は水分である

ウイルスの構造
    DNAとRNAの2種類があるが、ウイルスはいずれか1種類だけを持っている

リケッチア    生きた細胞内で発育する
    吸血昆虫やダニ類の媒介によって人体に感染する

ウイルスの生活現象
    発育、増殖が生きた細胞の中だけで行われる


ウイルスの変異
    生活環境に適応してしばしば変異を起こし、強毒または弱毒となる
    インフルエンザウイルスには強い変異性がある

微生物の増殖と環境の影響
細菌の増殖
    菌体の2分裂によって行われる

細菌に対する環境の影響
水分    十分な水分が必要
温度    温度によって大きな影響を受ける
      至適温度は37℃前後

酸素
好気性菌   発育のために酸素が必要な細菌  結核菌 百日せき菌
嫌気性菌   酸素の存在が有害で、酸素があると発育できない 破傷風菌
通性嫌気性菌 酸素があってもなくても発育できる細菌 腸内細菌

紫外線    細菌の発育には紫外線は有害
    波長253.7nmの紫外線が殺菌力が強い

ウイルスの増殖・宿主細胞との関係
宿主細胞の表面に吸着し、次いでウイルスが細胞の中へ侵入する、この時ウイルスが壊れて
解体するが、その後、解体成分が成熟して新しいウイルスとなり、増殖が起こる。
増殖したウイルスは再び細胞外へ遊出する。
細胞吸着→細胞内侵入→細胞内における成熟と増殖→細胞外遊出

汚染・感染及び発病
人体と病原体との接触
人体に付着した病原体は皮膚または粘膜から侵入をはかる
口、鼻、呼吸器、消化器、泌尿生殖器などの粘膜が侵入しやすい

感染
人体に侵入した病原体が一定の部位に定着して、そこに拠点をかまえ、増殖する状態をいう。
病原体の定着する部位は、その種類によって大体決まっている。
病原体が侵入しても、発育増殖することができず、殺滅されて体外に排除されてしまう場合には
感染といわない。

不顕性感染
感染していても発病していない状態

持続性感染            
ウイルスの感染を受けた宿主が、そのままの状態で長期間にわたってウイルスと
共存し続けている状態


日和見感染
健康人であれば通常感染を起こさないような弱毒の病原体によって感染、発病を起こすこと

発病        
病原体に感染して人体内部の組織や臓器に何らかの病的変化が起こる場合

潜伏期
病原体が体内に侵入してから最初に病状が現れるまでの期間
感染症に種類によってほぼ一定している

予防接種のワクチン
定期予防接種
ジフテリア、百日せき、急性灰白髄炎(ポリオ)、麻しん(はしか)、風しん、日本脳炎、
破傷風、結核、インフルエンザ

生ワクチン    
毒性の弱い病原体又は人工的に毒力を弱めて変異させた病原体を用いて作った製剤
生きたままの状態で使用される。
ポリオ、麻しん、黄熱、風しん、BCG
急性灰白髄炎(ポリオ)は経口投与(口から飲む)            
2012年に予防接種が不活化ワクチンに変わり、注射になったため、
出題されるかどうかは微妙。

死菌ワクチン    病原体を温熱、薬剤などで死滅させてつくられた製剤
(不活化ワクチン)
    コレラ、ペスト、日本脳炎、インフルエンザ、狂犬病、百日せき、B型肝炎

トキソイド    抗原性を変化させないで無毒化させた製剤である
(無毒化毒素)    ジフテリア、破傷風、ガス壊疽

感染源
人体感染源
潜伏期保菌者
感染し発病するまでの潜伏期の間に、すでに排菌している場合

病後保菌者
症状がなくなり一見治ったように見えるが、完全に菌が体内から
消失していない時期の患者

健康保菌者
病原菌が体内に侵入して感染を起こしているのに、本人が自覚せず健康者と
同じように生活しているもの


感染症の概要
病名 分類 潜伏期 病原体 感染源
ラッサ熱 一類 6~21日 ラッサ熱ウイルス 感染者やネズミの唾液、尿と直接接触、空気感染は無い
症状・特徴・予防 頭痛、発熱、全身倦怠感、咽頭炎、咳、胸痛、腹痛。
西アフリカのラッサ村で発生、ワクチンはないが治療薬あり。
 
結核 二類   結核菌 飛沫感染・塵埃感染
症状・特徴・予防 1935~1950年死亡順位の首位 罹患率10万対20台まで減少した。 
いまだに年間約3万人の患者が登録されている。
 
鳥インフルエンザ(H5N1) 二類   鳥インフルエンザウイルス ニワトリの糞や羽を大量に吸い込む
症状・特徴・予防 東南アジアなどで鳥から人に感染。
2008(平成20)年四類から二類感染症へ変更された。 
致死率60%。新型インフルエンザへの変異が心配される。
 
急性灰白髄炎(ポリオ) 二類 7~12日 急性灰白髄炎ウイルス        (ポリオウイルス) 経口感染・排泄物
症状・特徴・予防 別名小児マヒ。 WHOにより2000年までにポリオを根絶する計画が決議された。 
予防には予防接種の完全実施。
2012年9月に不活化ワクチンへ変更
 
コレラ 三類 数時間~5日以内 コレラ菌 経口感染
症状・特徴・予防 日本には常在しない。 激しい下痢、(コメの研ぎ汁様)。
患者の発見、汚染物の消毒。
 
細菌性赤痢 三類 1~7日 赤痢菌 経口感染
症状・特徴・予防 1975(昭和50)年以降年間1000人前後の発生。 
激烈な下痢、血液の混じった粘血便。
飲み水用の井戸などの汚染防止と消毒。
 
腸管出血性大腸菌感染症(病原性大腸菌O157) 三類 4~8日 病原性大腸菌O-157 経口感染
症状・特徴・予防 有病者の累計9000人 大腸菌の中でも毒力の強いベロ毒素を出す。
O-26、O-111による場合もある。熱に弱く75℃1分以上の加熱で死滅。
 
狂犬病 四類 2~8週間 狂犬病ウイルス 唾液を通じて感染
症状・特徴・予防 精神症状でうつ状態になり、筋肉のけいれん、水を怖がる。
飼犬の予防注射。
国内では感染例ほぼ0。発病すると致命的。
 
マラリア 四類 10~20日 マラリア原虫 ハマダラカに刺される
症状・特徴・予防 年間50~70人、輸入例が多く国内感染例はほとんどない。カの駆除。
 
病名 分類 潜伏期 病原体 感染源
A型肝炎 四類   A型肝炎ウイルス 経口感染
症状・特徴・予防 以前には流行性肝炎と呼ばれていた。持続性感染がなく、慢性肝炎へ移行しない。
 
B型肝炎 五類 1~6ヶ月 B型肝炎ウイルス 直接接触・輸血・垂直感染
症状・特徴・予防 以前には血清肝炎と呼ばれていた。
母子感染(垂直感染)予防対策が行われている。
10~15%が慢性肝炎を発病し、肝硬変、肝がんへと進展する。
感染者の20~30%が急性肝炎、約2%が劇症肝炎となり致死率70%
 
C型肝炎 五類   C型肝炎ウイルス 輸血
症状・特徴・予防 輸血による感染が主。献血の検査で発生は大幅に減少した。 
半数以上の人が慢性化し、肝硬変、肝がんに進展する。
 
インフルエンザ 五類 1~3日 インフルエンザウイルス 飛沫感染
症状・特徴・予防 感染力が強く、周期的に大きな抗原変異が起こる。悪寒、震え、38~40℃の発熱。
患者の分泌物に汚染された器物を介しても感染する。
 
後天性免疫不全症候群(エイズ) 五類 数ヶ月~約5年 ヒト免疫不全ウイルス 直接接触・輸血・垂直感染
症状・特徴・予防 日本では1985年患者確認。感染の有無は6~8週間後に抗体検査で判定できる。
免疫力が低下し日和見感染を起こす。感染力は極めて弱い。
血液体液に注意する。かみそりは使い捨てか確実に消毒する。
 
梅毒 五類 1期ー3週間後     2期ー3ヶ月後     3期ー5~20年 スピロヘータ    (梅毒トレポネーマ)             
直接接触・輸血・垂直感染
症状・特徴・予防 日本では1512年に出現。
後天性梅毒、
第一期硬性下疳、鼠径リンパ線の腫脹(横痃、横根)
第二期発熱、頭痛、赤い発疹
第三期内臓(大動脈、心臓、肝臓、脳、脊髄)
先天性梅毒、胎児、乳児、遅発性がある。
患者との直接接触を行わない。
 
麻しん(はしか) 五類 10~14日 麻しんウイルス 飛沫感染
症状・特徴・予防 別名「はしか」1~6歳がかかりやすい。コプリック斑。
1度かかると生涯かからない。定期の予防接種。
 
新型インフルエンザ 新型インフルエンザ等感染症 新型インフルエンザウイルス 一般のインフルエンザと同じ
症状・特徴・予防 鳥類のインフルエンザがヒトからヒトへ感染するようになったもの。
一般の人に免疫がないため、世界的大流行を起こす危険性がある。
 
百日せき 予防接種法 1~2週間 百日咳菌 飛沫感染
症状・特徴・予防 乳幼児に多い、4~5歳以下。5~9月に多く発生する。
1度かかると生涯かからない。
定期の予防接種、汚染物の消毒、患者に近寄らない。
 
風しん(三日はしか) 予防接種法 2~3週間 風しんウイルス 飛沫感染
症状・特徴・予防 「三日はしか」、発疹をともなう軽症の病気、1度かかると生涯かからない。
垂直感染で「先天性風しん症候群」。
定期の予防接種。
女性は必ず受ける。

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とにかく範囲が広いのでカバーしきれていないと思いますが、最低限これくらいは知っておきましょうという感じです。

公衆衛生・環境衛生対策

世界保健機関(WHO)    国際連合の事業のうち保健衛生の分野を受け持つ専門機関
目的    保健衛生の向上のための国際的協力を図る。プライマリーヘルスケア(PHC)
本部    スイスのジュネーブ
    日本は1951(昭和26)年に加入
WHO健康の定義
「健康とは、肉体的、精神的及び社会的にも良好な状態であり単に疾病又は病弱の
存在しないことではない」

出生率    人口1000人に対する出生数の割合
    近年急速に低下している
    2008年では1.37            出生数約100万人

死亡率    人口1000人に対して1年間に何人死亡したかを示す値
    粗死亡率は上昇傾向にあるが年齢調整死亡率でみると順調に低下
    乳児死亡率の低下による


乳児死亡率    0歳児についての死亡率 出生1000人に対し生後1年未満で何人死亡したかを示す
    2007(平成19年)2.6
    現在では世界でもトップクラスの水準


平均寿命    地域住民や国民の健康水準を最もよく示す
    2008年 男性79.29歳 女性86.05歳
    世界有数の長寿国
    男性は世界2位 女性は世界1位


予防医学
第1次予防    病気の原因を絶ち健康増進を実践
    栄養改善、適度な運動、予防接種、水道水の塩素消毒、
    たばこや有害な化学物質の排除

第2次予防    早期発見、早期治療
    結核検診、がん検診、循環器検診

第3次予防    再発防止、リハビリテーション
    一度かかった疾病が再発しないように防止したり病気の進行や
    併発を防止するものである

成人・高齢者保健
生活習慣病
がん、脳卒中、心臓病などの40歳前後から死亡率が高くなり、しかも、死因の上位を占め40~60歳くらいの働き盛りの人に多い疾病を「成人病」とよんでいたが、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関与していることが明らかになってきた。

    死因別死亡率
    1950年(昭和25)年 1位…結核 2位…脳卒中 3位…がん
    1981(昭和56)年以降はがんが1位
    最近では 1位…がん 2位…心臓病 3位…脳卒中


健康増進対策
健康日本21
   健康を増進し疾病の発病を予防する第1次予防に重点をおいた21世紀における
   国民健康づくり運動

生活習慣の改善        栄養、食生活、身体活動、運動、休養、こころの健康、飲酒、
         歯科保健
危険因子の低減        適正体重の維持、喫煙、血圧、糖尿病など
検診等の充実         健診受診者の増加、事後指導の徹底など
疾病などの減少        がん、心臓病、脳卒中などの循環器疾患、糖尿病合併症、
         自殺者、う蝕及び歯周病など

目的・目標
21世紀のわが国を健やかで心豊かに生活できる活力ある社会とするため、健康寿命の延伸を目的としている。
生活習慣病について9つの領域で70の目標を設定し具体的な取り組み方を示している。

がん
我が国は欧米諸国に比べて特に胃がんが多いが、最近では死亡数は横ばい状態

部位別死亡状況
男性では1993(平成5)年から肺がんの死亡率が胃がんを上回って、部位別死亡率のトップ
女性では大腸がんが死亡率トップ、胃がん肺がんが続き乳がんの死亡率も上昇してきている


男性 1位…肺がん 2位…胃がん 3位…大腸がん 4位…肝がん
女性 1位…大腸がん 2位…胃がん 3位…肺がん


危険因子
    胃がん     多量の食塩の摂取、魚や肉類の焦げた部分
    肺がん     喫煙、煤煙などの大気汚染や化学物質
    肝臓がん    肝炎ウイルス、カビ毒、大量の飲酒
    乳がん     高齢出産、動物性脂肪の過剰摂取、肥満
    子宮がん    子宮頸がん…不潔、ウイルス、多産
    子宮体がん 妊娠経験がない、少産、肥満、閉経後


糖尿病    血液中のブドウ糖の濃度が増加する病気
     Ⅰ型糖尿病―生活習慣とは無関係、小児から発症。
     Ⅱ型糖尿病―糖尿病のほとんどを占める


患者数    740万人、予備軍を含むと1620万人 国民病の一つ
     死亡原因にはならないが関連した合併症が
     重大な問題になっている。

老人の保健と福祉
老年人口    65歳以上の人口の総人口に対する割合
    2005(平成17)年20.1%

在宅福祉対策
ホームヘルプサービス  デイサービス  ショートステイ  日常生活用具の給付
ヘルパーの派遣      日帰り通所   短期入所


栄養と食物
ビタミン
無機質と同じようにエネルギー源にはならない
身体の生理的な機能の調整に重要な作用をする。

ビタミンA    脂(油)溶性    欠乏症    成長が止まる、皮膚が荒れる、
                 風邪をひきやすくなる
                 乳児…角膜軟化症  成人…夜盲症
ビタミンB1      水溶性    欠乏症    脚気、神経炎
ビタミンB2      水溶性    欠乏症    発育不良、皮膚炎、舌炎、角膜の炎症
ビタミンC       水溶性    欠乏症    壊血症
ビタミンD    脂(油)溶性    欠乏症    乳幼児…くる病  成人…骨軟化症


介護保険制度
2000(平成12)年4月から新たな介護保険制度が実施されている。
介護保険の運営は、市町村と東京都の特別区(23区)が主として行う。
40歳以上の人からの保険料と公費からなり、利用者が費用の一部を負担する。                    
被保険者は40歳以上~64歳が第2号被保険者、65歳以上第1号被保険者となる

上水道
人が飲むために供給される水
供給量は一人あたり1日約380L
普及率は2007(平成19)年97.4%
水源と種類
水源  
   ①雨水を主とする天水
      ②河川、湖沼、貯水池による地表水
      ③湧水(わき水)、井戸水などの地下水

種類  
   ①給水人口5001人以上…上水道
      ②101人以上5000人以下の簡易水道
      ③常時居住者が101人以上の自家用の専用水道
      ④水道から給水を受ける受水槽が一定の基準(10立方メートル)を超える
        ビルなどの簡易専用水道


上水供給    供給の過程    ①取水 ②導水 ③浄水 ④送水 ⑤配水

下水道
下水を直接、環境中へ戻すと、環境汚染を引き起こすほか、消化器系感染症や寄生虫による疾患の流行が起こりやすい。

普及率    都市部では高いが全国平均は71.7%2007(平成19)年

主な水質汚濁の指標
pH    水素イオン濃度
SS    浮遊物質量
DO    溶存酸素量
BOD    生物化学的酸素要求量
COD    化学的酸素要求量




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