主に理容師美容師国家試験の学科対策を中心に…
断言はできないがw
皮膚対策
皮膚の構造
皮膚は上から表皮、真皮、皮下組織の三つの層からできている。
表皮
角化細胞、色素細胞、ランゲルハンス細胞、メルケル細胞からなる。
角化細胞(ケラチノサイト)―表面より角質層、透明層(淡明層)、顆粒層、有棘層、基底層からなる。
角化―基底細胞から角質細胞に変化していく現象。
ケラチンというタンパク質をつくる。
色素細胞(メラノサイト)―メラニン色素を作る。
基底細胞の間に点々と存在する。
皮膚の色の白い黒いはメラニンの量の違いによるもの、色素細胞の数ではない。
ランゲルハンス細胞―免疫に関与する
メルケル細胞―触覚器官
真皮 表皮の下にある層
膠原繊維(コラーゲン)が大部分を占める、その間を
弾性繊維(エラスチン)が交じって走っている。
肥満細胞(マスト細胞)―アレルギーに関与する、 脂肪などはつくらない。
皮下組織 多量の脂肪を含んでいる
脂肪細胞―脂肪をつくり、蓄える。
皮膚付属器官の構造
皮膚付属器官―脂腺、汗腺、毛、爪がある
毛 頭毛は約10万本。頭毛の太さはおよそ0.1mm
毛の構造 皮膚表面に出ている部分を毛幹、皮膚の内部にある部分を毛根という。
毛球 毛根の下端
毛乳頭 毛球中心部のくぼみ、血管や神経が来ている。
毛母 毛球の毛乳頭に接するところ
メラニンをつくる色素細胞が多数存在する。
毛包(毛嚢) 毛根の外側をさやのように包んでいる組織。
中心から毛髄質、毛皮質、毛小皮(キューティクル)
毛皮質 毛の主な部分
褐色のメラニンが含まれている、日本人は
メラニン量が多いため黒毛。
生長周期 成長期、退行期、休止期と、
成長、停止、脱毛を繰り返す。
毛の成長 1日男性0.44mm、女性0.45mm
頭毛は成長期が長く、休止期が短い
健康な頭毛では、全体の85~90%が成長期
毛の性状 ケラチンという硫黄を含むタンパク質からなる
立毛筋 毛包に付いている
立毛筋が収縮すると鳥肌反応が起きる
脂腺 毛包に付いていて皮脂を分泌する
手掌、足底には脂腺がない
頭毛のはえている部位、額、眉間、鼻翼(こばな)の周辺、
下あご等に多い顔や体の中央部に多く、体の末端にいくに
つれて少なくなる。
汗腺
エクリン線(小汗腺)―手掌と足底が最も多い
アポクリン腺(大汗腺)―外耳道、腋窩、乳輪、臍、会陰部に限られる。
爪―表皮の角質層の変化したもの、ケラチンでできている。
爪は毛と違って生長周期がなく、絶えず成長を続けている
爪にできる縦溝は、高齢になるにつれて増える。
爪母―最も大切な部分、ここで爪が作られている。
爪母が保存されていれば、引きはがされても再生する。
皮膚と付属器官の生理機能
光線に対する保護作用
紫外線照射を受けるとメラニンが増加して色素沈着を起こす。
紫外線カット剤―日焼け止めクリームなどにより紫外線の 影響を少なくすることができる。
日焼けを防ぐことができる
化学的刺激に対する保護作用
脂肪膜(皮脂膜)―弱酸性 外部から加えられたアルカリを中和したり、毒性を弱める。
皮膚は強いアルカリに対してだけは比較的侵されやすい
細菌など、微生物に対する保護作用
自己浄化作用―皮膚表面の脂肪膜は弱酸性で細菌などは死滅する。
体温調整作用を積極的に行っているのは、
毛細血管と汗腺である。
分泌排泄機能―脂腺から皮脂が、汗腺から汗が分泌される
皮脂の分泌―全体で1日1~2g分泌される。
頭部、特に額が最も多く、上肢及び下肢では、
末梢部よりも中枢部が多い。
脂腺の発育は男性ホルモンの刺激によっている
20~25歳で最高になり、高齢になると減少する。
吸収作用
経皮吸収―水溶性物質は通さず、脂溶性物質が吸収されやすい。
経皮吸収には表皮経路と皮膚付属器官経路の二つがある。
ビタミンD形成作用
日光中の紫外線の照射によってビタミンDがつくられる
皮膚と付属器官の保健
皮膚と全身状態
貧血 皮膚が青白くなる
チアノーゼ 心臓が悪くて血液の循環が悪いと皮膚は紫色を帯びる。
黄疸 肝臓に障害があって黄疸になると、皮膚は黄色になる。
糖尿病 化膿しやすく、細菌や真菌による皮膚疾患にかかりやすい。
皮膚と精神
精神状態が皮膚疾患の経過に影響を及ぼすことも少なくない
蕁麻疹、円形脱毛症、などストレスで発症することもある。
多汗症は緊張によって汗の分泌が多くなる。
皮膚の水分と脂の状態―加齢に伴って水分量は減少していく
シワ 老化に伴って皮膚の張りと弾力が失われると、たるみが生じ、シワとなる。
原因 表皮の乾燥、真皮の細胞間基質、膠原繊維、
弾性繊維の減少、組成変化、変性による。
乾皮 保水機能のバランスが崩れ、異常になった状態
老人性乾皮症―加齢により、皮膚の分泌作用も新陳代謝も低下し水分不足をおこし、乾燥する。
肌荒れ―角質層の水分が不足した状態
手荒れ対処法―手袋をつける、保湿する、炎症を防ぐ、二次感染を防ぐ。
あぶら性の皮膚―皮脂の分泌が過剰な肌を脂性肌、あぶら性と呼ぶ。
入浴回数を増やし、しばしばシャンプーする。
皮膚の保護と手入れ
フケ症の手入れ
油性のフケ症―よくシャンプーをして 汚れやフケを落とすことが大切。
乾性のフケ症―シャンプーをしすぎない。
紫外線の対する皮膚の手入れ
紫外線―皮膚が日光に当たって赤くなったり、メラニンが増えて黒くなったりする。
シワ、老人性色素斑、肝斑、脂漏性角化症、光線過敏症などの原因になる。
UVA(長波長紫外線)―皮膚の色が黒くなる(サンタン)
UVB(中波長紫外線)―急激な作用で紅斑(日焼け)を起こす(サンバーン)
サンスクリーン剤―紫外線吸収剤を使用するタイプと紫外線散乱剤を使用するタイプがある。
染毛剤によるカブレ
黒褐色に染めるパラフェニレンジアミンが最もカブレをおこしやすい
いったんかぶれると、低濃度であっても同じ染毛剤には必ずかぶれる。
何回も使用した染毛剤に対し、今回の施術までに感作が成立して今回はかぶれることがある。
カブレの原因を見出すには、パッチテスト(皮膚貼付試験)が行われる。
皮膚の構造
皮膚は上から表皮、真皮、皮下組織の三つの層からできている。
表皮
角化細胞、色素細胞、ランゲルハンス細胞、メルケル細胞からなる。
角化細胞(ケラチノサイト)―表面より角質層、透明層(淡明層)、顆粒層、有棘層、基底層からなる。
角化―基底細胞から角質細胞に変化していく現象。
ケラチンというタンパク質をつくる。
色素細胞(メラノサイト)―メラニン色素を作る。
基底細胞の間に点々と存在する。
皮膚の色の白い黒いはメラニンの量の違いによるもの、色素細胞の数ではない。
ランゲルハンス細胞―免疫に関与する
メルケル細胞―触覚器官
真皮 表皮の下にある層
膠原繊維(コラーゲン)が大部分を占める、その間を
弾性繊維(エラスチン)が交じって走っている。
肥満細胞(マスト細胞)―アレルギーに関与する、 脂肪などはつくらない。
皮下組織 多量の脂肪を含んでいる
脂肪細胞―脂肪をつくり、蓄える。
皮膚付属器官の構造
皮膚付属器官―脂腺、汗腺、毛、爪がある
毛 頭毛は約10万本。頭毛の太さはおよそ0.1mm
毛の構造 皮膚表面に出ている部分を毛幹、皮膚の内部にある部分を毛根という。
毛球 毛根の下端
毛乳頭 毛球中心部のくぼみ、血管や神経が来ている。
毛母 毛球の毛乳頭に接するところ
メラニンをつくる色素細胞が多数存在する。
毛包(毛嚢) 毛根の外側をさやのように包んでいる組織。
中心から毛髄質、毛皮質、毛小皮(キューティクル)
毛皮質 毛の主な部分
褐色のメラニンが含まれている、日本人は
メラニン量が多いため黒毛。
生長周期 成長期、退行期、休止期と、
成長、停止、脱毛を繰り返す。
毛の成長 1日男性0.44mm、女性0.45mm
頭毛は成長期が長く、休止期が短い
健康な頭毛では、全体の85~90%が成長期
毛の性状 ケラチンという硫黄を含むタンパク質からなる
立毛筋 毛包に付いている
立毛筋が収縮すると鳥肌反応が起きる
脂腺 毛包に付いていて皮脂を分泌する
手掌、足底には脂腺がない
頭毛のはえている部位、額、眉間、鼻翼(こばな)の周辺、
下あご等に多い顔や体の中央部に多く、体の末端にいくに
つれて少なくなる。
汗腺
エクリン線(小汗腺)―手掌と足底が最も多い
アポクリン腺(大汗腺)―外耳道、腋窩、乳輪、臍、会陰部に限られる。
爪―表皮の角質層の変化したもの、ケラチンでできている。
爪は毛と違って生長周期がなく、絶えず成長を続けている
爪にできる縦溝は、高齢になるにつれて増える。
爪母―最も大切な部分、ここで爪が作られている。
爪母が保存されていれば、引きはがされても再生する。
皮膚と付属器官の生理機能
光線に対する保護作用
紫外線照射を受けるとメラニンが増加して色素沈着を起こす。
紫外線カット剤―日焼け止めクリームなどにより紫外線の 影響を少なくすることができる。
日焼けを防ぐことができる
化学的刺激に対する保護作用
脂肪膜(皮脂膜)―弱酸性 外部から加えられたアルカリを中和したり、毒性を弱める。
皮膚は強いアルカリに対してだけは比較的侵されやすい
細菌など、微生物に対する保護作用
自己浄化作用―皮膚表面の脂肪膜は弱酸性で細菌などは死滅する。
体温調整作用を積極的に行っているのは、
毛細血管と汗腺である。
分泌排泄機能―脂腺から皮脂が、汗腺から汗が分泌される
皮脂の分泌―全体で1日1~2g分泌される。
頭部、特に額が最も多く、上肢及び下肢では、
末梢部よりも中枢部が多い。
脂腺の発育は男性ホルモンの刺激によっている
20~25歳で最高になり、高齢になると減少する。
吸収作用
経皮吸収―水溶性物質は通さず、脂溶性物質が吸収されやすい。
経皮吸収には表皮経路と皮膚付属器官経路の二つがある。
ビタミンD形成作用
日光中の紫外線の照射によってビタミンDがつくられる
皮膚と付属器官の保健
皮膚と全身状態
貧血 皮膚が青白くなる
チアノーゼ 心臓が悪くて血液の循環が悪いと皮膚は紫色を帯びる。
黄疸 肝臓に障害があって黄疸になると、皮膚は黄色になる。
糖尿病 化膿しやすく、細菌や真菌による皮膚疾患にかかりやすい。
皮膚と精神
精神状態が皮膚疾患の経過に影響を及ぼすことも少なくない
蕁麻疹、円形脱毛症、などストレスで発症することもある。
多汗症は緊張によって汗の分泌が多くなる。
皮膚の水分と脂の状態―加齢に伴って水分量は減少していく
シワ 老化に伴って皮膚の張りと弾力が失われると、たるみが生じ、シワとなる。
原因 表皮の乾燥、真皮の細胞間基質、膠原繊維、
弾性繊維の減少、組成変化、変性による。
乾皮 保水機能のバランスが崩れ、異常になった状態
老人性乾皮症―加齢により、皮膚の分泌作用も新陳代謝も低下し水分不足をおこし、乾燥する。
肌荒れ―角質層の水分が不足した状態
手荒れ対処法―手袋をつける、保湿する、炎症を防ぐ、二次感染を防ぐ。
あぶら性の皮膚―皮脂の分泌が過剰な肌を脂性肌、あぶら性と呼ぶ。
入浴回数を増やし、しばしばシャンプーする。
皮膚の保護と手入れ
フケ症の手入れ
油性のフケ症―よくシャンプーをして 汚れやフケを落とすことが大切。
乾性のフケ症―シャンプーをしすぎない。
紫外線の対する皮膚の手入れ
紫外線―皮膚が日光に当たって赤くなったり、メラニンが増えて黒くなったりする。
シワ、老人性色素斑、肝斑、脂漏性角化症、光線過敏症などの原因になる。
UVA(長波長紫外線)―皮膚の色が黒くなる(サンタン)
UVB(中波長紫外線)―急激な作用で紅斑(日焼け)を起こす(サンバーン)
サンスクリーン剤―紫外線吸収剤を使用するタイプと紫外線散乱剤を使用するタイプがある。
染毛剤によるカブレ
黒褐色に染めるパラフェニレンジアミンが最もカブレをおこしやすい
いったんかぶれると、低濃度であっても同じ染毛剤には必ずかぶれる。
何回も使用した染毛剤に対し、今回の施術までに感作が成立して今回はかぶれることがある。
カブレの原因を見出すには、パッチテスト(皮膚貼付試験)が行われる。
皮膚疾患のまとめ | ||||||
伝染性膿痂疹(トビヒ) | 細菌、化膿菌、ブドウ球菌の感染による | |||||
尋常性毛瘡(カミソリカブレ) | 細菌、化膿菌、ブドウ球菌の感染による | |||||
癤・癰(面疔) | 細菌、化膿菌、ブドウ球菌の感染による | |||||
毛包炎(オデキ) | 細菌、化膿菌、ブドウ球菌の感染による | |||||
丹毒 | 細菌、化膿菌、溶血性レンサ球菌の感染による | |||||
伝染性軟属腫(ミズイボ) | ウイルス感染 | |||||
疣贅(イボ) | ウイルス感染 | |||||
水痘(ミズボウソウ) | ウイルス感染 | |||||
帯状疱疹(帯状ヘルペス) | ウイルス感染 | |||||
単純性疱疹(単純性ヘルペス) | ウイルス感染 | |||||
頭部白癬(シラクモ) | 真菌、白癬菌(カビ)によって起こる | |||||
股部白癬(インキンタムシ) | 真菌、白癬菌(カビ)によって起こる | |||||
足白癬・手白癬 | 真菌、白癬菌(カビ)によって起こる | |||||
爪白癬 | 真菌、白癬菌(カビ)によって起こる | |||||
カンジダ性指間糜爛症 | 真菌(カビ)・カンジダによって起こる | |||||
疥癬 | ヒゼンダニの寄生によっておこる | |||||
接触皮膚炎 | アレルギー性のカブレ | |||||
腋臭症 | アポクリン腺から分泌される汗 | |||||
尋常性白斑(シロナマズ) | 色素異常、メラニンが作られなくなる | |||||
アトピー性皮膚炎 | アレルギー | |||||
鶏眼(ウオノメ) | 機械的刺激 | |||||
熱傷 | ヤケド | |||||
尋常性痤瘡(ニキビ) | 皮脂の分泌異常 | |||||
肝斑(シミ) | 色素沈着、日光に当たらないようにする | |||||
蕁麻疹 | 食物アレルギー | |||||
脂漏性皮膚炎 | フケ症、あぶら性の人に多い | |||||
円形脱毛症 | ストレス、免疫異常 | |||||
女子顔面黒皮症(リール黒皮症) | 化粧品によるアレルギー、色素沈着 | |||||
男性型脱毛症 | 男性ホルモンの影響 | |||||
ベルロック皮膚炎 | 香料(ベルガモット油)に紫外線が当たりできる | |||||
太田母斑 | 色素異常 |
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