少々間が空きましたが、今日は理容マッサージを投稿します。

[3回]

理容マッサージ
　マッサージ　ギリシャ語のmasso「私はもむ」から発しているといわれる
　　　シャンプー後の頭皮や毛髪に養毛料・育毛剤を塗布し、マニピュレーションによって
　　　頭部、頸部、肩の部分に適度な刺激を与える技術

　　マニピュレーション＝機器を使わず、手指だけでマッサージすること。手技

　マッサージの意義と効果
　　①血液・リンパ液の循環をよくし、頭皮の生理機能を高める。
　　②頭皮の生理機能を高めることによって毛髪を健康にする。
　　③神経や筋肉の働きをよくする。
　　④リラクセーションを与える。
　　⑤痛みを和らげる。

　軽擦法　ストローキング（英）、エフルラージ（仏）
　　　なでさする方法
　　　軽擦法は知覚神経を刺激し、または弛緩、休息させ、毛細血管を拡張して血液循環を促す

　　　表面軽擦法（スーパフィシャルストローキング）
　　　　各手技のはじめに必ず行う。　　精神的疲労、睡眠不足などによる疲労回復に良い

　　　深部軽擦法（ディープストローキング）
　　　　表面軽擦法にわずかに力を加えて摩擦する。
　　　　血行をよくし、リンパの流れを盛んにする

　強擦法　フリクション（英）
　　　皮膚を押さえつけながら強くこする方法で、指先または手掌で円形運動
　　　（サーキュラムーブメント）を行う

　揉燃法　　揉捏法　ニーディング（英）、ペトリサージ（仏）
　　　もみほぐす方法で、主として筋肉に行う

　叩打法　パーカッションムーブメント（英）
　　　片手または両手を使い、こぶし、手掌、手掌外側面、指の先端や、
　　　両手を組み合わせて規則正しく叩く
　　　弾力的にリズミカルに軽く叩く技法

　振動法　振せん法、バイブレーション（英）
　　　主として前腕部の筋を振わせ、皮膚にあてた手指や手掌に伝えて作用させる
　　　バイブレーターを用いる場合もある

　圧迫法　プレッシャー（英）
　　　手指や手掌で皮膚を圧迫する手技

ヘッドマッサージの一例
　ヘアトニックの塗布
　　　理容マッサージに使用する化粧料には、ヘアトニックや育毛剤がある。
　　　アルコール含有量の多いものはあぶら性の頭皮に、少ないものは荒れ症の頭皮に塗布する。
　　　シャンプー剤と同じ要領で頭皮に塗布する。
　　　頭皮を強くこすりすぎないように注意し動作は機敏に軽快に行う。

　ヘッドマッサージ
　　　マッサージを行えば血液循環がよくなり、生理機能を高め、頭皮・毛髪の健康を
　　　保つことができる。

　　ヘッドマッサージの注意事項
　　　　①頭皮に炎症を起こさないように、ヘアトニックを十分ふりかける。
　　　　②お客様の頭部を激しく揺らさない。
　　　　③かならず、軽擦から初めて軽擦で終わる。
　　　　④適度な速度を心がける。
　　　　⑤揉撚法のときは、指頭や指球のやわらかいところでもむようにする。

クリニックマッサージの一例
　　血液循環を促し頭皮の新陳代謝を高めたり、毛根を強壮にし衰えた毛髪に活力を与える。
　　育毛および発毛促進を目的とする。